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2020年10月09日

★一つの部屋で暮らせるワケとは

秋の気配が感じられる季節となり朝と晩がようやく涼しくなってきましたね。
場所によっては、肌寒く感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は「衣替え」をいつしようか、、と考えている今日この頃です。
さて、日本の生活の中では、【畳む】ものが沢山ありますよね。
それは服に限らず寝具・テーブル・座卓・扇子・傘・風呂敷・提灯など、、、、      数えるとキリがありません。畳む事の利点は、おおまかに3点ありコンパクトになり運びやすく収納しやすい。
この畳むという特徴をいかし、部屋を有効に使っているのが日本人の特徴とも言えるそうです。朝は布団を畳んで押し入れに収納し、代わりに小さな机をだせば、寝室から食卓へ早変わりし、机を少しグレードアップさせれば客間となり金屏風を置けば、結婚式場になり、、、、
押し入れ付きの部屋ひとつで、充分に暮らせる昔からの知恵が日本人にはあります。

これに対し、西欧の家具は部屋の機能を固定してしまうので、ベッドルーム、リビング、、、
必然的に部屋数が必要になってきますね。
部屋の機能を家具で固定するのと、状況に応じて変化させるのと、どちらが優れているのかは考え方次第だと思います。大きな家で、部屋数がある家も勿論の事良いのですが、昔ながらの日本の家の使い方を見直して、最大限に使える部屋の使い方を考えるのも家づくりをする仕事に携わるわたくし自身の楽しみとも言えます。
ワンルーム一つにしても折り畳む家具を使えば、決して狭い空間ではなく生活をするにあたり、最大限に使える住まう方だけの心地良い空間を生み出してくれる事もあるのではないでしょうか。
日本人が考えたスタイル【畳む】
小さな事にも意味があるんだと思わせてもらえる大切なキッカケとなりました。

間取りを作る際には、今の暮らしから考えていくことも必要ですし、将来的に必要になってくるものも考える事が大切ですね。


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北村建築工業
代表取締役 北村辰也

北村辰也