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2019年05月29日

えっ【ZEH】とは?

ZEH(ゼッチ)-ZERO ENERGY HOUSE-[ネット]・ゼロ・エネルギー・ハウスについて
「家の性能と省エネ家電で節約し、かつ太陽光などを活用して光熱費0を目指す」という最近話題のZEH住宅。その中でこれを達成するためのポイントは三点です。

1.家の断熱性能を上げることで、そもそも夏は涼しく冬は暖かい住宅。
2.省エネ性能の高い空調や照明・給湯設備などを使う。
3.太陽光などで自宅のためのエネルギーを創る。

1、については家の断熱材やサッシを工夫して省エネをはかることが、ZEHに向けて「家の断熱性能を上げる」ことが大切です。
次に
2、については家の設備・装備を省エネのものに変え、使用するエネルギー(電気)を減らしていくことが重要です。
ただ、いくら断熱性能を上げてエアコンの使用頻度を下げ、使う設備や装備を省エネのものに変え、使用エネルギー(電気)を減らすことはできても、完全に0にすることは物理的に不可能です。電気を使わずにエアコンなどを動かさなければなりません。
そこで、
3、使う分のエネルギー(電気)を創る。(創エネ)といった考え方が重要になってきます。
「創エネ」とは、エネルギーを使う量を減らすというだけの「省エネ」より一段階上の考えで、さらに地球に優しく、家計の助けにもなります。一般家庭でできる創エネとしては太陽光発電がメインです。というのも基本太陽電池モジュールを屋根に設置するだけというように簡単に施工できるからです。
太陽光発電は太陽の光さえあればいつでも発電することができます。家庭で使うだけでなく、使いきれず余った電力があれば電力会社に売ることができるのも魅力の一つです。
災害時の停電の際にも日光さえあれば発電可能なので電気を利用できるようになります。
他には、太陽光発電とともに創エネとして人気があるのがエネファームやエコウィルといった発電システムです。エネファームはガスを利用した発電です。電力を作るとともにお湯を作るので、お風呂や炊事の際に活用することで、エネルギーを作り出しながらも電力消費を抑えるという一石二鳥の発電方法です。
エネファームはガスから水素を取り出してその反応で電気を作り出すという仕組み、化学エネルギーから電気エネルギーへと変換させるだけですので電力を生み出す際、無駄がなく地球環境に優しい発電方法です。こちらもお湯を作り出すことができます。
エコウィルやエネファームはお湯や床暖房などを使う機会の多い家庭が利用するとより創エネの役に立つといわれています。なお、ZEHとして使用する創エネに関しては、認められたものである必要があります。

以上のように、家の断熱性能を上げる+家の設備・装備を省エネのものに変え、+さらに創エネを行う事で光熱費0を目指すのがZEHの考え方です。

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北村建築工業
代表取締役 北村辰也

北村辰也